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☆ GM管用昇圧回路の製作 ☆



ガイガーカウンター作成ねたをよく見るが、高圧発生回路の部品入手性に難があり作成できないことが多々あった。
ガイガーカウンターを作成するにあたり作成のネックであった高圧回路から紹介いたします。


回路的にはシンプルで、比較的入手が容易な部品を使用して構成することを目標にしております。
高圧側の電圧を安定化するため、フィードバックしPWM制御を掛けておりますので、400V 1M程度の負荷であれば安定供給可能です。

GM管用昇圧回路1
PWM制御専用チップや555等のチップを使い実現可能であると思うが、PICにプログラムを書いて制御したほうが省スペース低価格で汎用品をカスタムすることができる。
今回のスペックはPWM周波数1KHzPWMのステップは256ステップ、デュティーは0.39%程度の変更ステップとなるでしょう。
内臓ADの制度を上げるためパスコンは必ず必要ですしコイルとFETをシールドすることも大切です。
該当基盤では、シールドがないとフィードバック端子にノイズが載り出力電圧が暴れます。
5M負荷で180Vから700Vぐらいまで調整できますが、使用条件や環境を考慮すると高圧回路の調整用抵抗は、変更領域を制限する形とするか完全に固定抵抗で分圧することが安全です。(今回は実験のため半固定です)
GM管用昇圧回路2
GM管用の高圧、防錆実験に最適な400Vの高圧を安定的に作成するユニットキットです。

こちらより入手可能です。
昇圧キット


回路は、一般に使用されている昇圧回路ですが、通常せいぜい5Vから12Vを作成したり、せいぜい30V程度が普通です。
今回は電流が非常に少なくてすむため、チョッパー方式で数百Vまであげることができています。
使い捨てカメラのフラッシュ回路を使用したり、トランスにより昇圧すると部品の安定入手が非常に難しいことになってしまう事と、制御ICも入手性を考えるとPICを使用することが得策と考えております。
私としてPICを専用チップに仕立てて使用することはコストとスペースと汎用性を確保する最良の方法であると考えます。
こんな事にマイクロチップを使用する?、こんな簡単な事にPICを使用する?、現在のPICチップの値段を考えるとICを探して苦労して入手するより性能でバランスがとれるのであれば積極的にプロセッサを使用すべきであると考えますし安上がりです。
結構、性能を左右する要素としてダイオードが鍵を握ります。
耐圧を満足するのが最低限の条件ですが、リカバリータイムの早いものを選択することは非常に重要です。
(ショットキーバリアダイオード、スイッチングダイオードなど)
又、同回路で車用の防錆装置への応用を考えておりますのでそちらもごらんください。


防錆装置への応用実験1へリンク
防錆装置への応用実験2へリンク
ガイガーカウンターの作成へリンク
エリアモニタ(ガイガーカウンタサーバ)の製作へリンク

 参考回路図(昇圧回路)
GM管用昇圧回路図

※このページの情報を元にして生じた損害について当方は一切関知しませんので自己責任でお願いします。 

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