現在でも原発事故の影響で放射線量の状況が変わる状況があちこちに有り、風の向きや、雨、雪、その他自然環境により変わることが見受けられるようです。 現状でも、事故現場より自然界へ放出されている放射性物質が0かといえば、0でないはずですし、放射性物質が空気の流入を含め完全に遮断されているかと考えれば、遮断されておりません。 このような状況で、風で放射性物質が近くに飛んでこないとは考えづらい状況であると思われます。 そのような状況下、事故の比較的近場の方は顕著に自然環境により変化する放射線量を感じられているのではないでしょうか。 通常0.4μSv/hのエリアで雪が10センチメートル程度積もっているだけで、空間線量が1/2に下がるのには驚きましたが、雪が解けたら元の0.4μSv/hに戻ってしまいました。(私の住んでいるエリアの話では有りません。) 上記のような状況を個人でモニターできる環境を作成でないか考え、エリアモニタの作成となりました。 又 使い方によっては、モニタリングポストとしての運用も可能であると思われます。 |
LANポートを装備しガイガーカウンタサーバとしての機能を12*7センチの大きさに詰め込みました。
COMポートは設定用とし使用いたします。 LANよりアクセスする事により、インターネット接続環境さえあれば、設置場所の放射線量をリアルタイムに知ることができます。 前もってメール閾値を設定しておけば放射線量が閾値を超えた時点で、送り先へ放射線警告メールを送信いあします。 又、外部出力ポートを使用すると閾値を超えた時点で、動作信号が出力されます。(すべて別々の閾値を設定可能です。メール3つ、外部2つ) PCを常時立ち上げている環境が有れば、24時間データを保存することが可能です。 |
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サーバにアクセスした場合の画面が右の画面となります。
私は、GM管を使用した場合はCPM値での比較が基本と考えますが、多くの人に概算を知っていただく事も重要と考えます。 上記理由よりCPMを基本情報とし、μSvは参考値として取り合えずのせてあります。 (該当ページはJAVAアプレットを使用している為、スマートフォンでは動作いたしませんが、アンドロイド用にアプリは作成済みです。) 実際に上記サーバーは仙台の管理人宅で計測中です。下記リンクよりアクセス可能です。 エリアモニタ(放射線リアル公開サーバへ)リンク |
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アンドロイドスマートフォンより専用のアプリを使用しアクセスした画面。
OSバージョン2.1、2.2、2.3、4.0で動作を確認している。 |
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常時データ保存用PCソフトの画面です。
24時間ソフトを立ち上げる事により1時間毎の線量ファイルが作成されます。 それを、エクセルなり、アクセスなりで好きなように加工可能です。(LAN接続です) |
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これをガイガーカウンターと呼ばないのは、機能が明らかにガイガーカウンタと違うからです。
ガイガーカウンターは機能の一部であり、やはり呼称としてはエリアモニタや放射線サーバと呼ぶのがふさわしい気がします。 仕様は下記となります。 1、Webサーバ機能(インターネット環境からどこからでもアクセス可能) 2、警告メール機能(3つの放射線閾値を個別設定しメール内容を変更可能、又 2メールアドレスまで設定可能) 3、PCソフトの連動でデータのサンプリングが可能(期間的制限なし) 4、閾値連動による外部出力ポート(エリアモニタに近い機能) この筐体のみでサーバ機能が有りますので公開にあたりPCは必要有りません。(省エネです) 実は作成にあたりメールが有り、家があるエリアが多少放射線が高い地域に有り、仕事の都合で家を留守にすることが多く家族が心配で、放射線の状況をどこからでもモニターしたいとの相談をいただきました。 その方が要望された内容と+αで作成したのが今回のサーバです。 当サーバに外部出力端子を利用しパトライトを装着し現状使用されているインターネット環境をカスタマイズし設置予定です。 注意 インターネット公開はネットワーク設定の知識が必要となりますし、ルーターが必須です。 サーバ公開はセキュリティーを考えた構築をしなければなりません。 当サーバはシリコンサーバの為、物理的に破壊されないかぎりおかしな事にはなりませんが、インナー側にP Cがある場合、サーバ公開用に開けたポートやアドレスを悪用されないように十分気をつける必要があります 。 |
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