最近購入したもので大変お値打ち品と思われたのは、秋月電子通商より購入したLCRメーターDE-5000が一番でした。
4700円でありながら、LCRメーターが買える事でも十分お得なのですが、テスト周波数を選べることと、ESR等の測定機能まで備わっています。 オプションで専用のテストリード、チッププローブ、PC接続用のキット等があります。 キャリブレーション機能が有る為、自作ケーブルでも良いかとも思ったのですが精度を上げる為、専用のテストリードも一緒に購入いたしました。(780円) 使用しているうちに部品の詳細データを残したくなりPC接続キットを購入しようかとも思いましたが、本体が4700円でPC接続キットが3800円、価格差が900円しか有りません。 PCとの接続は自分で作れそうだったので作る事にいたしました。 |
これがDE-5000本体です。
DE-5000を購入すると接続ケーブル等一切付属しませんので、テストコード等はオプションを購入するか、互換品を用意しておいた方が良いとおもいます。 (直接リード線を差し込んでも測定できますが、大きな部品はむりです。) |
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本体と一緒に購入したテストリード。
4線ケルビン接続仕様のテストケーブルです。 |
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LCRメーターの裏を返すとスポンジのような素材で蓋がして有ります。
それを外すと2つの目玉が見えます。 向かって左側に赤外LEDが有り、右側はフェイクで何も有りません。 構造的には、赤外線通信でLCRメーターより一方的にデータを垂れ流し、受信すればPC接続が完了するようです。 |
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左の写真が通信用のソフトです。
このソフトで測定データを保存すれば一通りのデータを保存出来ます。 後で部品の特性を見るにはとりあえず事足りると思いますし、印刷して保存しても十分かと思います。 (手で記載するのと違い後で読み足りないことが無い) ソフトはコチラより入手が可能です。 |
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赤外線接続する為の回路はこれだけです。
RS232C仕様のインターフェースに接続することを前提にしていて、正規オプションはRS232Cメディアコンバーターを使用しUSB接続しています。 ソフト上もCOM接続です。 9VバッテリーはDTRなりRTSなりの信号がHiレベルであれば必要なかったのですが、Hiレベルのピンが一つも無かったため仕方なくバッテリーを使用いたしました。 自分でソフトを作る場合は必ず、DTRをHi、RTSをLoに固定出来るようなオプションを設定するのですが。 但し消費電流は非常に少なく、一度取り付ければ、忘れるくらい持つでしょう。 |
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手持ちにフォトリフレクターが有った為、フォトトランジスタの代わりに使用いたしました。
フォトトランジスタの代わりといってもれっきとしたフォトトランジスタですが。(赤外LEDを使用していないだけ) 以前、秋月で購入したGP2S05だったと思います。 現在はTRP-105Fが同じように使用できると思います。 |
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LCRメーターの受信部にフォトセンサーを貼り付けるために写真のようなアクリル製の基台を作成しリフレクターを貼り付け、抵抗とコネクターを取り付けました。
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接続した部品が動かないようにホットメルトで固めて、センサー部分は完成です。
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コネクターとの接続はフォトトランジスタのカソードを2番ピンに、バッテリースナップのマイナスを5番ピンに接続。
コネクターケースの中でバッテリーのプラスと抵抗への線を接続します。 |
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とりあえず完成形です。
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フォトダイオードと位置を合わせて設置すると写真のようになります。
多少ゆるいのですが、テープを何枚か張り合わせきっちりはまるようにしています。 |
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センサーとCOMを接続した写真です。
COMポートはあまっていたELECOM UC-SGTです。 もちろんPC直のCOMポートでも使用可能ですが、構成上ドライブインピーダンスが高めの為、COMケーブルはあまり長くしないほうが無難でしょう。 |
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PC接続時は、電源を入れた後PCボタンを押してPC接続モードにすると赤外線LEDよりデータが出力されます。
もちろん消費電力が増加しますので、PC接続しない場合は必ず、PC接続モードは切っておいてください。 (電池で使用していると5分で自動的に切れますが) 尚、オートパワーオフを止めるには9Vの電源アダプターを使用する必要があるようです。 |
とりあえず手元にある部品だけで出来てしまったので、ただなのですが 部品を買っても500円でおつりがくるはずです。
なかなか良い買い物でした。 |
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