ブレッドボードを使用しPIC16F1508のデバッグを行っている最中ターゲットボードに接続したコネクターが抜けブレッドボードにさす駒を一コマ間違ってしまったことが悲しい結果につながりました。
|
|
接続まちがい後よりPICに対してアクセスすると右のようなメッセージが表示されまともに動きませんでした。
要するにターゲットPICのデバイスIDがわからない状況で接続できていないイメージです。
Target Device ID (00000000) does not match expected Device ID (00000460).
If you experience persistent problems communicating, the ICD 3 test interface
can be used to help diagnose the problem.
これは、PICを差し込んでいない時によく出ます。
正常にセットしていても上のメッセージが出てたらICD3が故障した可能性大です。
個人的な感想ですがICD2を2台壊した経験からICD3はなかなか壊れにくくなっているのではないでしょうか。(でも今回は壊してしまいましたけど。。。。。)
|
|
ICD3の基盤をよく見てみるとターゲット用コネクターからIC U42に接続されています。
U42に724Gの刻印がありますが何の石かわかりません。
刻印をもとにいろいろ調べると、Littlefuse SP724AHG
である事がわかり、内部構造を調べると端子保護用のICのようでした。
テスターで端子をあたるとほぼ0Ωの端子があり内部ショートが推測されます。
一時的に誤接続したとき逆電圧が掛かりこのICが壊れることで後段の回路を保護することができるようです。
赤丸がSP724AHGです。
|
|
原因は何となくわかったので、Chip One Stopに注文して
SP724AHGを取り寄せました。
|
|
部品が非常に小さいので慎重に外し、慎重に取り付けます。
以上で修理完了です。
テストをしてみるとみごとに接続できました。
今回入手のSP724AHGは1個160円程度、ICD3を捨てることを考えれば、格安で治せました。
|
|