☆ Sable−2015基板切削アダプターについて ☆



ステッピングモーターコントローラーの基準点ずれ問題が解決した為、本格的に基板の切削を行うことにしました。
手軽に切削物を切り替えられ、現状の固定機構を使用できるように基板切削用治具をアダプター形式で作成いたしました。


 
200mm*150mm*12mmのMDF板に面出し加工を行って、基板固定用の金具を取り付けて有ります。
Sable 2015
こんな形で、基板を固定します。

Endeaver
基板切削用の板をモジュール化したことで、取り付け、取り外しが非常に楽に行えます。
精度についてもほぼ問題有りません。
(取り付け時の、切削テーブル上の切削屑は、完全にに排除しないと精度が出ません。)

小さめの基板であれば、固定金具だけでも精度がでますが、大きめの基板になると、そりが発生し0.1mm〜0.2mm程度の高さの違いが発生してしまいます。
そりが発生する可能性が有る場合、薄い両面テープを、基板裏に全面貼り付け固定いたします。

テープをまばらに貼ると、テープの厚みと基板のゆがみで、平面度がさらに悪化する場合が有ります。
CNC Sabel 2015


基板切削には、Vカッターを使用しましたが、10本で1000円程度の物を使用すると、カッターの刃が基板に接するタイミングで、”パチ”と音がして、よく見ると、先が少し折れていました。
10mm/分までZ軸の速度を落としてもやはり折れてしまいます。
折れた状態だと0.4mm程度の線幅になってしまい、ピン間1本の精度は保てません。
(紙フェノール基板)

以前トナー転写で失敗した基板が有った為、トナーを磨き落とし切削してみることにしました。
その基盤は、数度アイロンで熱を加えた経歴のある基盤で、基板が柔らかくなっていたのか、この基板を使用した時だけ、きれいに切削ができました。
安いカッターを使うときは、基板にアイロンがけをすれば、何とか使えるのか?

反省として、良いカッターを使うのが一番でしょうか?


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