バンコードと聞いてもほとんどの人は”？”でしょう。
私も知りませんでしたが、古いＣＤプレーヤーの修理を行う際、どうしてもゴムベルトが必要になりメーカーに問い合わせましたが、入手不可能でした。
そんな時、バンコードなる物をネットで見つけ、今では便利に使っています。

メリットは、自分の好きな径のゴムベルトを作成できることです。
バンコードは実際ゴムではありませんが、表面の粘り気と言うのでしょうか　感触がゴムっぽいです。

実際には、必要な長さ+１ｍｍにバンコードを切って、切った先をずれないように写真のように対向させときます。
間を熱して、溶解し押し付け、さめるのを待ち、解けてはみ出した部分をカッター、又はハサミでカットして終了です。

私は、古い半田こての先を外し、カッターの刃を固定ねじに共締めした工具で、溶着しています。
両方のコードが触るか触らないかぐらいの位置で加熱して
解けてきたところで、こてを外し、クランプの両方から押し付け、そのままさめるのを待ちます。

溶着後はみ出した部分を爪切り、ニッパ、カッター等できれいに切って終了です。

できたリングはこのように使用が可能です。
接着面は結構耐久性があり、うまく接続できたコードは切れたりしません。

コードの太さはいろいるありますので、使用用途に合ったものをチョイスください。
私は、１．５ｍｍ、２．０ｍｍ、２．５ｍｍの３種類をストックしていますが、まだこの太さで不足したことはありません。

又、パッキンの代わりで使用した事もあります。

入手先は、モノタロウよりバンコードで検索いただければ、見つけられるはずです。