☆ SABLE−2015に基準点、検出用センサーを追加 ☆



私の場合加工テーブル上に、L字の固定枠を作成してあり、その角を基準ポイントをしてあります。
そうすることで、ケース等を加工する際、作成データの左下を起点に加工データを作図すると、面倒が調整をしなくても、ケース加工や彫刻を精度よく行う事が可能です。
基準ポイントをずらしてしまった場合、再設定が面倒で、これを簡単にするために、基準点用のセンサーを追加することにしました。


 
エンドミルが位置している、アクリル製ガイドの角部分を正確、簡単に基準点として設定したい為に、センサーの追加をいたしました。
Sable 2015
右の写真が基準点、検出用センサー部品一式です。
X、Y軸にそれぞれフォトインターラプターを設置いたしました。
Sable 2015
これが、センサー部品です。

Endeaver
突き出しのねじで、左右に5mmほど微調整できる機構になっておりますので、基準点をかなり精密に微調整できます。


CNC Sabel 2015
X軸部の基準点センサーの取り付け状態です。
すでに、マイクロスイッチ式のリミットスイッチが取り付けてあり、その右側にフォトインターラプター式のセンサーが設置してあります。
Sable 2015
Y軸用の基準点センサーの取り付け状態です。
見づらいですが、X軸と同じものが設置してあります。


Sable 2015
切り替えスイッチの取り付け状態です。


Sable 2015
センサー部分の回路図ですです。
配線は、FETのドレインから上の写真のスイッチを通りコントローラーのそれぞれX,Yのリミットスイッチに共締めしています。

使い方は、スピンドルを加工テーブルの中心近くに移動させ、X軸用のスイッチをONにします。
スピンドルをボタン操作で右に移動させ、LIMITを検出した位置が、基準点になります。Y軸に対しても同じように行います。

これで、X,Yの基準点が合います。
Z軸は、いろいろな物が有りますので、既存のマニュアル調整にいたしました。
Sable 2015


この方法で基準点を設定した時、基準点としてX,Yを0にするのですが、0クリアしないで、何度も調整するとだんだん数値がずれてきます。(0.0Xぐらい)
たぶんコントロールの問題で、LIMIT信号が入ってからアプリが認識し、クロックを停止する間にずれが生じるのでしょう。
今後は、LIMITスイッチで停止が掛かった場合わずかですが、設定位置がずれる可能性が有る為、基準点の再確認や、再設定を行うようにすると精神衛生上良いような気がします。
(1度や2度程度では、ほんのわずかですが)



※このページの情報を元にして生じた損害について当方は一切関知しませんので自己責任でお願いします。 

 copyright©2011 興味のメモ帳 all rights reserved.
inserted by FC2 system