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☆ 自動車用デイライトの製作 ☆



以前よりDIY、自動車用品店でデイライトを簡単に入手できますがどこでも買えるものを取り付けても面白くないので、変わったものを自分流に作成いたしました。
私は車に機器を取り付ける場合、あまり大掛かりなことをしたくありません。(できません)
なので、ジャッキーアップやボディーに穴あけや機器を外して何かすることはしたくありません。
でもデイライトは目立ち、光量を変更する機能がほしい。
以上のコンセプトより、室内より赤外線によりフロントガラスを透過させガラスの外側で受信し、
デイライトの光量を可変する機構といたしました。
電波もテストしましたが、エンジンのスパークノイズが厳しく電波の使用はやめときました。


右図は、エンジンルーム内に設置するユニットの構成接続図です。
赤外線受光ユニットを車のフロントガラスの端に貼り付け車内との接続ケーブルが無くてもLED光量を変更できるように設計されています。
簡単に言えば、車内より赤外線リモコンで光量を調整するようなイメージです。

デイライトコントローラ配線図
右図は、室内ユニットの構成接続図です。
赤外線発光ユニットをフロントガラスを挟み受光ユニットと対向させて貼り付けます。
このように設置することで室内ユニットから赤外線経由でエンジンルーム内ユニットを制御することが出来ます。

    
デイライトコントローラ設置図
まずエンジンルーム内に設置する基盤です。
PIC16F88を使用しCCP機能によるPWM光量制御を行っています。
FETを無抵抗で出力しているため負荷LEDはヒューズ容量の許す範囲で出力可能です。(ちなみに1Aのヒューズが装着されています)
この基盤よりフロントガラスの外側用(受信)としてアンプ付きの赤外線受信機を接続してあります。

自動車用デイライト受信部
右写真のようにBOXに基盤を詰め込み、エアクリーナーBOXの脇に設置。
自動車用デイライト受信機設置
エンジンルーム内よりフロントガラス外側の受信部。
1.5*20mmくらいのケース(タカチ SW−T 20B)に受信部とノイズ除去用のコンデンサとダイオードを押し込みホットメルトで防水してあります。
外から見ると(シールの効果もあり)防犯用のセンサーに見てグッドです。

自動車用デイライト受信部
赤外線受信部(参考)
秋月電子に互換品がたくさんありますので好きなパッケージの物をチョイスすれば良し。
自動車用デイライト受信ユニット
室内機はこんな感じ。
つまみは光量調整用で、後ろのスイッチは自動、手動切り替えスイッチ。
右側のCDSは外の明るさを測るためのセンサーです。
自動にすると、つまみに関係なくセンサーよりの信号で、LEDの明るさ制御をおこないます。
デイライトのため、外が明るいときは明るく、暗くなったら光量を落とす制御を行います。
最初はこのような機能が無かったのですが、LEDを強烈なものにしてしまったため最強だとまぶしく、周りに迷惑となる為、自動制御モードを付加しました。

自動車用デイライト送信機
室内送信機は運転席フロントガラスの内側に設置し送信用の赤外発行ダイオードは外の受信機のすぐ内側へ設置します。
自動車用デイライト送信機 設置図
フロントグリルへLEDを設置いたしました。
この写真で車種がわかる方もいると思いますが、アテンザのスポルトです。
実は、グリルのデザインがLEDを取り付けてくださいといわんばかりに穴が開いていました。
しかも5mm径のため弾丸タイプのLEDがすっぽりきれいにはまります。(さすだけでぐらつかず、落ちもしません)
それで取り付けるしかないので、取り付けました。
いろんな人に言われましたが、車種がわからなくなってしまうらいインパクトがあります。(ディーラーでは、純正でLED有りましたっけだそうです?)


 自動車用デイライトフロント
ちなみに右の写真は室内機に表示と人感センサー(パナソニック製)を取り付けLEDの点滅でセキュリティーセンサー代わりにしようと思い作成いたしました。
常時電源供給をあまりしたくなかったのでボツといたしました。(ちゃんと動作はします。でもボツ)

自動車用デイライト送信機ハイブリッド
同様のコンセプトで機能強化した製品版を購入可能です。

製品版へはこちらから。
デイライトコントローラ


アテンザのスポルトをお持ちの方はグリルにLEDを取り付けてみてはいかがでしょう。
インパクトは半端ではありません。
今回、日亜化学のNSDW570GS−K1言うLEDを使用いたしました。
5mm弾丸型では最高に明るいのではないでしょうか?
LED 3個を直列にして4セットそれをFETでPWM制御しています。(減光しても明るさのばらつきはありません)
以前使用していたLED(25mAタイプ)に20mAが流れるように抵抗を選択し使用していましたが2年ほどで明るさがかなり下がってしまった事がありました。
これは、たぶん走行時に電圧が上がり、ぎりぎりの電流が流れたためと思われます。
電流オーバーや電流がぎりぎりの場合LEDの寿命が極端に短くなることは一般に知られる事です。
今回は、70mAのLEDに16Vで50mA流れる仕様としたため余裕があります。
又、低電流ダイオード(CRD)を今回使用しない訳はCRDの故障モードがショートであることが主な理由です。
CRDが故障した場合接続されるLEDが全滅する可能性が高く、へたをするとFETまで死亡してしまいます。
又、以前ある電流値以上(低格内)の電流で点滅する現象があり、CRDを交換すると直るのですが、今度は別のCRDが次々と同様の故障をした経験があります。(どれもCRDを交換するとなおります、ロットの問題かも知れませんが?)
そのため、いらない故障を避けるため抵抗を使用し、どうしても定電流が必要な場合はFETで作成するようにしております。(車載用に限って)


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